V型エゴグラムとN型エゴグラムの特徴
心理士・こころ
エゴグラムの自我状態CPとACが高く、FCまたはAが低い
V型エゴグラム・パターン
の方は、 自己矛盾を抱えて常に葛藤している自己矛盾タイプの方です。
このタイプの方は、自分も相手も否定してしまいますので、不満や怒りを抱えているにも関わらず、
人に気を使うあまり口に出して言えないためストレスを溜めやすく、うつ病や不安障害などの心の病に陥るケースも多いようです。
これに対して、自我状態NPとACが高く、CPとFCが低い
N型エゴグラム・パターン
の方は、 人に優しく自分を犠牲にして献身的に人に尽くす献身タイプであり、女性このタイプの方は比較的多いようです。
以下、V型エゴグラムの男性とN型エゴグラムの女性の相性診断例とその改善方法についてご紹介しましょう。
V型エゴグラムの男性とN型エゴグラムの女性の相性の改善方法
相性診断ページ
エゴグラムで相性診断
で相性診断すれば、相性診断例に示す通り、あなたとお相手のエゴグラムからオーバーラップ・エゴグラムが作成され、
『重なる自我状態の数から見る相性』、『重なりが大きい自我状態から見る相性の特徴』、および『重なりが小さい自我状態から見る相性の弱点』がわかります。
このページの例であれば、3つの自我状態が重なっていますので、まずまずの相性と言えるでしょう。
しかし、二人の相性には以下の相性の弱点があることが指摘されています。
- 嫌なことがあるといつまでもその感情を引きずり気分転換ができない傾向があり、これが原因で二人の関係に亀裂が入る可能性がある。
- 論理的かつ客観的に考えることが苦手であり、理性を失って感情的なりやすいためこれが原因で二人の関係に亀裂が入る可能性がある。
これらの弱点を知れば、『お互いにもう少し遊び心を持とう』とか『少し大人げなかったので少し冷静に考えよう』など、
関係を維持するために様々な改善すべき方向が見えて来ますので、これを継続すればお互いのエゴグラムも次第に変化し、良い関係を維持することができるでしょう。
V型エゴグラムの男性とN型エゴグラムの女性の相性診断例
V型エゴグラム・パターンを持つ男性のエゴグラム例
N型エゴグラム・パターンを持つ女性のエゴグラム例
V型エゴグラムの男性とN型エゴグラムの女性のオーバーラップ・エゴグラム例
オーバーラップ・エゴグラムの自我状態の重なりがプラスで高いほど、二人がその自我状態の特徴を共通して持っているため価値観が近いことを意味しています。
そして、自我状態の重なりが0点になると二人の自我状態の重なりが無くなりますが、0点近辺であればどちらか一方が相手を補う形で関係を維持することができるでしょう。
しかし、重なりがマイナスになる自我状態の数が増えると、二人の言動がかみ合わないことが多くなるでしょう。
自我状態の重なり - CP:1点, NP:9点, A:-5点, FC:-14点, AC:13点
重なる自我状態の数から見る相性
エゴグラムの開発者であるJ.M.デュセイによれば、夫婦が良好な関係を維持するためには2つ以上の自我状態の重なりが必要です。
二人は3つの自我状態が重なっていますので、二人が良好な関係を維持するための最低条件は十分満たしています。
重なりが低い自我状態をお互いに改善する努力を継続し、重なる自我状態の数がさらに増えるようにしましょう。
また、重なりが最も低い自我状態があなた方二人の弱点になりますので、高める努力をしましょう。
重なりが大きい自我状態から見る相性の特徴
最も重なりが大きい自我状態はACですので、二人は、慎重に行動し、素直で協調性が高いの関係が築けるでしょう。
しかし、人に気を使い過ぎるため、過度に我慢したり自分を責めるためストレスを溜めやすく自信喪失に陥りがちになりますので注意しましょう。
また、嫉妬心が強く、ひねくれたり反抗的になることもあるりますので注意しましょう。
2番目に重なりが大きい自我状態はNPですので、二人は、愛情が深く思いやりがある関係という特徴もみられるでしょう。
しかし、おせっかいで過保護になりやすい傾向がありますので、結婚して子供を育てる場合には甘やかしがちになりますので注意しましょう。
重なりが小さい自我状態から見る相性の弱点
最も重なりが小さい自我状態はFCです。
このため、嫌なことがあるといつまでもその感情を引きずり気分転換ができない傾向があり、これが原因で二人の関係に亀裂が入る可能性があるでしょう。
この点が二人の関係の弱点になりますので、お互い注意しましょう。
2番目に重なりが小さい自我状態はAです。
このため、論理的かつ客観的に考えることが苦手であり、理性を失って感情的なりやすいため、これが原因で二人の関係に亀裂が入る可能性もあるでしょう。
この点も二人の関係の弱点になりますので、お互い注意しましょう。