エゴグラムのCPの特徴概要
心理士・こころ
エゴグラムにおけるCP(Critical Parent)とは批判的な親、即ち昔ながらの頑固オヤジの自我状態です。
エゴグラムのCPが高い人は、人の責任や義務あるいは組織の管理を重んじるタイプの人ですので、 組織のリーダーになるにはCPが不可欠な要素と言えるでしょう。
同時に、組織のリーダーになった人は、組織を上手く動かして行くため、自ずとCPが高くなって行きます。
しかし、CPが高すぎると、『~しなければならない』という頭の固い『頑固オヤジ』という短所が前面に出てしまい、
他人の反感を買いやすく、人間関係も上手く行かなくなってしまうでしょう。
一方、CPが低い人は、責任感に乏しく、責任や義務を果たしたり規則を守ることが苦手です。
エゴグラムのCPが高い人の特徴
以下、エゴグラムのCPが高い人の長所と短所を見てみましょう。
エゴグラムのCPが高い人の長所
エゴグラムのCPが高い人の長所としては以下の点が挙げられるでしょう。
-
理想が高く、常に高い目標を持って頑張る。
-
責任感がある。
-
道徳心や倫理観が強い。
-
リーダーシップがある。
-
ルール、秩序あるいは風習を守る。
エゴグラムのCPが高い人の短所
エゴグラムのCPが高い人の短所としては以下の点が挙げられるでしょう。
特に、CPが極端に高い人は、その特性が短所となって現れる傾向があります。
-
頑固で融通がきかない。
-
人に対して威圧的で高飛車な態度になりがち。
-
人の意見を聞き入れず独断的である。
-
人にも完璧を求め、人の責任を徹底的に追及する。
-
偏見を持ちやすい。
エゴグラムのCPが低い人の特徴
エゴグラムのCPが低い人の特徴は、責任感に乏しく、責任や義務を果たしたり規則を守ることが苦手です。
このため、人を指導したり管理する地位や職業には適していないでしょう。
CPが低い人は、人を批判せず友好的ですので、人当たりは良いでしょう。
しかし、経済的に低成長が続く今の時代においては、CPが極端に低い人は、妻や家族を養って行くことが難しいかも知れません。
このような方は、少しでもCPを高めるよう努力しましょう。