教皇 - Hierophantの画像の意味・解釈
タロット占い師・リリー
教皇 - Hierophantの画像では、
威厳と共に寛大さや慈悲の心を持つ教皇が、
双子の聖職者を祝福するシーンが描かれています。
教皇は、カーディナルレッドの法衣をまとい、
頭には三重冠を被り、左手には(三重十字)を握り、さらに法衣の中央の帯にも三つの十字が描かれています。
この三重は、三位一体
(『父』と『子』と『聖霊』の三位を唯一の神(一体)とする考え)を象徴すると共に、
教皇の力が人間の精神・肉体・魂に及ぶほど絶大であることを表しています。
教皇は宗教界の最高権威で、絶大な力を持ち、自らの宗教的聖性に基づいて裁きを下す存在ですが、
この画像からは受ける印象は、人の罪を許し、自らの恵みを授ける『祝福』のイメージが強く感じ取れます。
なお、教皇とは法王のことです。
かつて、キリスト教において『法王』と『教皇』は混用されていました。
しかし、1981年ヨハネ・パウロ2世の日本訪問の際、日本のカトリック教会では『法王』よりも教えるという文字が入った『教皇』の方がよりふさわしいと考え、
『教皇』に統一されました。本サイトでもこの『教皇』という名称を採用しています。
教皇 - Hierophantの正位置の意味・解釈
Ⅴ.教皇 - Hierophantのタロットカード
【ウェイト(WAITE)版】
秩序や規律を守り、焦らず落ち着いて行動することにより、新しい道や解決策が見えてくるでしょう。
悩み事を1人で抱え込まず、周囲の人を信頼して心を開けば、力になってくれる人は必ず現れます。
あなたは1人ではありません、自分の間違いを素直に認め、
周囲の人の考えを受け入れることにより、視野が広がり、自然と道は開けるでしょう。
キーワード
- 慈悲・慈愛・包容力・広い視野
- 信頼・尊敬
- 秩序・規律の遵守
教皇 - Hierophantの逆位置の意味・解釈
周囲の誤ったアドバイスを受け、他人に対する不信感がつのります。
このため、他人の意見を受け入れることができなくなり、焦りや混乱が生じ、自分の考えがまとまらなくなります。
また、自己中心的で精神的に不安定な状態に陥りやすく、悲観的な考え方に偏りがちになります。
周囲の人の意見を素直に受け入れられるよう、広い心と広い視野を持ちましょう。
例え誤ったアドバイスがあったとしても、自分を信じて冷静に考えれば誤りだと判断できるはずです。
キーワード
- 独りよがり・虚栄・狭い心・狭い視野
- 不信感・反感
- 怠惰・束縛
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