診断時期第七運の望ましい地形 ・・・ 山と水の方位
風水師・有希
診断する時期である第七運は、
住宅の完成時期や方位に関係なく、神聖な1方位(最も幸運な方位)が西であり、
神聖な0方位(最も縁起の悪い方位)が東になります。
このため、西方向に山が見られれば、この住宅は健康運に恵まれ、
東方向に水(海、川、湖、プールなど)があると金運に恵まれます。
逆に、山が東方向にあると、健康運には恵まれず、
水が西方向にあれば、金運には恵まれません。
このような場合には、庭の西方向に盛り土をし、
庭の東方向に水がめあるいは池を配置することにより改善することが可能です。
この対策は屋内ではなく、屋外で実施することにより効果を発揮します。
住宅の情報および診断する時期の変更
図1 飛星図 - 住宅の方位名称:
巳宅、住宅の完成時の三元九運:第六運、診断する年:2002年(旧暦)
住宅の方位・完成時期に基づく診断結果
住宅の方位・完成時期および診断時期に関する基本情報
表1 住宅の方位・完成時期および診断時期に関する基本情報
住宅の方位名称 | 巳宅 (南東) |
宅向 | 亥 (北西) |
住宅完成時の三元九運 | 第六運 |
診断日の三元九運と年 | 第七運・2002年(旧暦) |
神聖な1方位(吉方位) | 西 |
神聖な0方位(凶方位) | 東 |
旺気(大吉)の飛星 | 七赤金星 |
生気(吉)の飛星 | 八白土星 |
進気(小吉)の飛星 | 九紫火星 |
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山飛星・水飛星による住宅診断と処方
診断日である第七運に最も吉星である七赤金星が、水飛星とし中宮に囚われていますので、財運(金運)に恵まれません。財運を回復するためには、風水処方を施すのが良いでしょう。
帝王の飛星である五黄土星が水飛星として回座している西方位と、七赤金星が誤って回座してしまった中宮との場所を変えてもらえるよう仕向けるため、住宅の中央部分と西方位の部屋の間にある壁、棚あるいはドアなどの障害物を取り除き、西方位に水(水槽や噴水)を置く処方が効果的です。この処方により、五黄土星は中宮に戻り、七赤金星は水飛星として西方位に回座してくれるようになり、水が水飛星をサポートするため財運は改善するでしょう。
山飛星・水飛星から見る寝室、リビング・事務所に適した部屋
寝室など体を休める部屋としては、その三元九運において旺気(大吉)を持つ山飛星が回座する方位がベストです。
『陰の気(静的な女性の気)』が満たされていますので、ゆっくり休養でき、健康運がアップします。
また、生気(吉)あるいは進気(小吉)を持つ山飛星が回座する方位も、同様に陰の気が満たされていますので寝室に適しています。
また、リビング、ダイニングあるいはオフィスの事務所としては、その三元九運において旺気(大吉)を持つ水飛星が回座する方位がベストです。
『陽の気(活動的な男性の気)』により、活力が湧き、財運(金運)に恵まれます。
また、生気(吉)あるいは進気(小吉)を持つ水飛星が回座する方位も、同様に陽の気が満たされていますので、
リビング、ダイニングあるいはオフィスの事務所に適しています。
ご指定の住宅の寝室、あるいはリビング・ダイニング・オフィスの事務所に適した方位は表2の通りです。
表2 住宅の寝室、あるいはリビング・ダイニング・オフィスの事務所に適した方位
寝室に適した部屋の方位 |
1位(山飛星が旺気の部屋) | 西 |
2位(山飛星が生気の部屋) | 北東 |
3位(山飛星が進気の部屋) | 南 |
リビング、ダイニング あるいは オフィスの事務所に適した部屋の方位 |
1位(水飛星が旺気の部屋) | 中宮 |
2位(水飛星が生気の部屋) | 南東 |
3位(水飛星が進気の部屋) | 東 |
時飛星・年飛星が山飛星に及ぼす影響 ・・・ 健康運
三元九運ごとに回座位置を変える時飛星や、毎年回座位置を変える年飛星は、
五行の相互関係により
山飛星の活動を強めたり、妨害することにより、健康運に影響を及ぼします。
時飛星と年飛星が揃って山飛星の活動に悪い影響を及ぼす場合は特に注意が必要ですが、
どちらか一方が山飛星の活動に悪い影響を及ぼす場合でも、状況に応じて悪影響が出ることがありますので注意が必要です。
ただし、個人の運気が強ければ、住宅の運気の影響を受けないこともありますので、
東洋・西洋占星術で、個人の運気も調べてみましょう。
時飛星が山飛星に及ぼす影響
山飛星として西方位に回座している第七運の吉星である七赤金星は、同じ西方位に回座している時飛星・八白土星の影響を受け、五行相生の『土生金』により、第七運には活動が活発になりますので、地理的条件さえ整っていれば健康運はさらに向上することが期待できます。
年飛星が山飛星に及ぼす影響
山飛星として西方位に回座している七赤金星は、同じ西方位に回座している年飛星・九紫火星の影響を受け、五行相剋の『火剋金』により、2002年には活動が妨害されますので、地理的条件が整っていたとしても健康運は悪化することが予想されます。
健康運を回復するためには、九紫火星を五行逆生により弱める処方が効果的です。九紫火星を五行逆生により弱めるには、『土逆火』ですので、陶磁器、水晶(土性と考えられている)、鉢植え、盛り土、岩などの『土』を西方位に配置します。これは同時に、九紫火星が相剋により弱める七赤金星を、五行相生により強めて助ける効果も持っています。また、五行相剋により弱められている七赤金星を、五行比和により強めるため、風鈴、旧式の時計、コイン、ピアノ、金属製の物などの『金』を西方位に配置するのも効果的です。
時飛星・年飛星が水飛星に及ぼす影響 ・・・ 財運(金運)
三元九運の吉星が水飛星がとして中宮以外に回座している場合には
五行の相互関係により
時飛星あるいは年飛星が水飛星の活動を強めたり妨害することにより、財運(金運)に影響を及ぼします。
しかし、
第七運の吉星である七赤金星は、中宮に回座していますので、
時飛星あるいは年飛星が水飛星へ及ぼす影響を考慮する必要はありません。