正夢と逆夢について
夢占い師・ゆめ
正夢は見た夢の内容がそのまま現実で起こるような夢のことであり、
これに対して逆夢は見た夢の内容と全く逆の事が現実で起こるような夢のことです。
正夢も逆夢も、ありのままだったり逆だったりしますが、深層心理により自分の未来を予知する夢ですから、
広い意味ではどちらも予知夢と言えるでしょう。
未来を予知する予知夢なんて科学的にあり得ないと思う方がいるかも知れませんが、現実に起こり得ることです。
もちろん、見た夢と完全に同じ正夢や全く逆の逆夢はそれほど多くはないでしょうが、見た夢に近い正夢や見た夢とほぼ逆の逆夢は多くの方が体験しています。
それでは、どうして見た夢が正夢だったり逆夢だったりするのでしょうか?
これを解説する前に、夢をよく見る人とあまり見ない人がいますが、この理由について解説しましょう。
夢をよく見る人とあまり見ない人
世の中には夢をよく見る人とあまり見ない人がいますが、何故でしょう?
夢は、
レム睡眠
中の記憶や感情の固定と消去の過程において見ることは既に述べましたが、ノンレム睡眠中に強制的に起こされると、夢を見たのは前のレム睡眠中すので覚えていないことも多いようです。
しかし、夢をよく見る人とあまり見ない人の違いはどうもそれだけではなさそうです。
感情の左手と理性の右手
で述べた通り、右脳は感情が豊かで直感力や創造力に優れており、 左脳は理性や論理あるいは言語機能に優れています。
そして、夢を見ている時の脳波を調べてみると、右脳が活発に活動していることが知られています。即ち、夢は右脳の活動で見ているのです。
世の中には、右脳が発達した右脳派と左脳が発達した左脳派がいますが、どちらかというと右脳派の人の方がよく夢を見る傾向があるようです。
正夢を見る理由・逆夢を見る理由
起きている間に無意識が収集し記憶した情報は、意識的に収集し記憶した情報に比較して遥かに膨大な情報になります。
レム睡眠
中の記憶や感情の固定と消去の過程において、この膨大な情報を基に未来の予測やシミュレーションが行われます。
意識的に収集し記憶した情報に比較して遥かに膨大な情報に基づいた予測やシミュレーションですので、
意識的に行う予測やシミュレーションに比較して正確な予測やシミュレーションである可能性が高く、これが正夢になります。
しかし、この予測やシミュレーションには、潜在意識の中にある偏見や願望も使用されますので、時には正確ではなかったり、また時には逆夢になったりするのです。
特徴的な二種類の逆夢
エゴグラムとは > 5種類の自我状態の特徴
で述べた通り、人の性格や行動パターンは、5種類の自我状態である
【CP】(Critical Parent)、【NP】(Nurturing Parent)、【A】(Adult)、【FC】(Free Child)、そして【AC】(Adapted Child)
の強弱のパターンにより左右されることになりますが、
正夢や逆夢など見る夢もこの5種類の自我状態に大きく左右されているように思います。
まず、前述の通り、夢をよく見る人は、感情が豊かで直感力や創造力に優れた人ですので【FC】が比較的高い人でしょう。
【FC】が比較的高い人は、創造力や空想力が豊かで、遊び上手で人生を楽しむことができる人なので、どうしても楽観的な発想に走りがちです。
楽観的になれば、あまり努力しなくても試験に合格したり、ギャンブルに勝ったり、あるいはラブレターをもらっうような楽観的な夢を見ることが多いでしょう。
しかし、現実は、受験勉強を真面目にしなかったり、無茶なギャンブルにのめりこんだり、あるいは恋人の気持ちを考えないことが多いので、逆夢になってしまう訳です。
一方、【AC】が高い人は、行動が慎重であり、本音を隠して人に気を使うタイプの方ですので、過度に我慢したり自分を責めるためストレスを溜めやすくなります。
このため、一生懸命努力しても試験に落ちたり、ギャンブルに負けたり、恋人から別れの手紙をもらうような悲観的な夢を見ることが多いでしょう。
しかし、現実は、一生懸命受験勉強をし、ギャンブルはしないで貯蓄に励み、恋人に尽くしますので、良い意味の逆夢になってしまうのです。
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