風水では玄関を重視
風水師・有希
玄関は陽の気を取り入れる場所ですから、風水では、玄関や門構えが特に重視されます。
本ページでは、風水において、ぜひ取り入れたい吉相の玄関と、避けるべき凶相の玄関のポイントや対処法を解説します。
これらのポイントは、玄関だけではなく、気の通り道となるドアや窓、
すなわち、よく使用する出入り口や、よく開放する比較的大きな窓にも適用されます。
玄関の風水上の吉凶と風水処方
玄関の環境により住宅の吉凶、特に金運の吉凶が決まります。
ここでは、玄関の環境による吉凶と、玄関を吉相に保つための風水手法についてご紹介しましょう。
玄関は明るく清潔に
玄関は陽の気を取り入れる場所ですので、明るく清潔にしましょう。
玄関を明るくすることにより、金ばかりではなく健康運も向上します。
また、玄関を清潔にすることにより、きれいな生気を呼び寄せることができます。
玄関を汚して生気を汚してしまわないよう気をつけましょう。
緩やかに湾曲した道路の内側にある玄関 - 吉相
理想的な住宅の立地条件
に示した通り、鳳凰に該当する道路が緩やかに湾曲しており、その内側にある玄関は、さっ気の進入を防ぎ、
生気を取り入れてくれますので、吉相とみなされます。
ただし、道路が住宅を取り囲むように急激に湾曲しているケースは、逆に閉塞感を高め、気の流れが悪くなりますので、好ましくありません。
また、緩やかに湾曲した道路の外側にある玄関は
『
街道反弓
』
と呼ばれ、風水上凶相となります。
このようなケースでは、カーテンやブラインドで道路を見えなくしたり、外に八卦鏡を取り付けてさっ気を跳ね返す処方が効果的です。
道路より高い位置にある玄関 - 吉相
建物前方の道路より高い位置にあるにある玄関は、気の流れがスムーズとなりますので、吉相です。
逆に、玄関が建物前方の道路より低い位置にあるケースでは、気の流れがよどみがちになります。
特に、建物前方の道路の交通量が多かったり、高速道路の場合には、
『
鎌刀殺
』
と呼ばれる凶相となりますが、
このようなケースでも、玄関が道路より高い位置にあれば、凶相の影響を受けることはありません。
鎌刀殺の対処法としては、カーテンやブラインドで高速道路を見えなくしたり、外に八卦鏡を取り付けてさっ気を跳ね返す処方が効果的です。
T字路・行き止まり・Y字路・角に面した玄関 - 凶相
T字路に向かう玄関がある住宅は、
『
路冲
』
と言われ、直線道路が放つさっ気を取り込みやすく、破産、怪我、あるいは病気を招くといわれています。
また、行き止まりの道路に面した玄関もT字路と同様に凶相となります。
マンションやホテルでも、廊下の突き当たりに入り口のドアがある部屋も同様の理由で凶相ですので注意が必要です。
Y字路に向かう玄関がある住宅も、直線道路だけではなく、分岐した道路が放つさっ気を取り込みやすいため凶相です。
道路の角に面した玄関がある住宅は、左右にあってしかるべき青龍と白虎の保護がアンバランスとなるため、
気の流れもアンバランスになり、精神的な疾患に陥りやすくなります。
建築物の角・ビルの谷間に面した玄関 - 凶相
風水では、周囲とバランスを欠いたもの、尖ったものは全てさっ気を発すると考えられています。
住宅やビルの角も同様にさっ気を放つため、住宅やビルの角に面した玄関(下図左)の住宅は凶相であり、肉体的あるいは精神的な疾患に陥りがちになります。
また、2つのビルの隙間に面した玄関の住宅(下図右)は、
『
天斬
さつ』
と呼ばれ、ビルにより引き起こされるビル風により、神経痛やリウマチなどの神経系の疾患に陥りやすくなります。
ビルが高ければ高いほど、また隙間が狭ければ狭いほど凶相の度合いが強くなります。
住宅やビルの角に面した玄関や2つのビルの隙間に面した玄関を持つ住宅では、
さっ気を取り込まないよう、玄関を別の場所に移し、このドアは常に閉め、窓にはカーテンあるいはブラインドを設け、視界に入らないようにします。
また、ドアの外に八卦鏡を取り付けてさっ気を跳ね返す処方も効果的です。
大きな樹木や電柱に面した玄関 - 凶相
玄関ドアの右側に生えている大きな樹木は、病気・怪我、あるいは訴訟問題を引き起こすと言われています。
また、玄関の左右を問わず、玄関の前に建つ電柱も、大きな樹木と同様に、病気・怪我、あるいは訴訟問題を引き起こすと言われています。
大きな樹木や電柱に面した玄関を持つ住宅では、
玄関を別の場所に移し、このドアは常に閉め、窓にはカーテンあるいはブラインドを設け、樹木や電柱が視界に入らないようにします。
また、ドアの外に八卦鏡を取り付けてさっ気を跳ね返す処方も効果的です。
玄関を入るとすぐ階段が見える住宅 - 凶相
住宅事情の悪い日本にはこのような住宅は結構多いと思います。
せっかく取り込んだ陽の気が、二階に上がってしまい、一階をめぐらないため凶相です。
取り込んだ気が、一階を巡回した後に、二階を巡回するのが理想的な住宅です。
取り込んだ気がいきなり二階に上らないよう、ついたて、暖簾、観葉植物などを置いて、
玄関から階段の上り口が見えないようにして、気の流れを変えるのが良いでしょう。
玄関と裏戸が対向している住宅 - 凶相
せっかく取り込んだ陽の気が、各部屋を巡回することなく裏戸へ抜けて行ってしまいますので凶相です。
間仕切りなどで、気の素通りを防ぐよう対処するのが良いでしょう。
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