エゴグラムのNPの特徴概要

心理士・こころ
エゴグラムにおけるNP(Nurturing Parent)とは養育的な親、即ち世話好きな母親の自我状態です。
エゴグラムのNPが高い人は、困っている人を見ると放っておけない優しい人ですので、看護師、保育士あるいは介護福祉士には不可欠な自我状態と言えるでしょう。
実際、看護師や保育士にはNPが高い人が多い傾向がありますし、看護師や保育士を続けるうちにNPが高まる傾向もあるようです。
また、周囲の人と良好な人間関係を築くためには、NPは必要な要素とも言えるでしょう。
共感性を高める方法
で述べたとおり、『共感性』は人間の代表的な魅力の一つの要素であり、主にNPが『共感性』を表しています。
しかし、NPが高過ぎると、過干渉になり過ぎ、人に押し付けがましくなります。
例えば、NPが高過ぎる母親は、子供の面倒をよく見ますが、同時に子供に過干渉であり、子供の自主性や独立心を奪い去ることもあるでしょう。
一方、NPが低い人は、人に対する思いやりの心が欠乏しており人に共感することもできませんので、良好な対人関係を築くことができないでしょう。
エゴグラムのNPが高い人の特徴
以下、エゴグラムのNPが高い人の長所と短所を見てみましょう。
エゴグラムのNPが高い人の長所
エゴグラムのNPが高い人の長所としては以下の点が挙げられるでしょう。
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思いやりがある。
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高い共感性を持っている。
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同情心が強い。
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人に尽くすのが好きである。
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愛情が深く共感性が高い。
エゴグラムのNPが高い人の短所
エゴグラムのNPが高い人の短所としては以下の点が挙げられるでしょう。
特に、NPが極端に高い人は、その特性が短所となって現れる傾向があります。
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おせっかいである。
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過干渉になりやすい。
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過保護になりやすく、人の自主性や独立心を奪いがち。
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押し付けがましい。
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人を甘やかしがちになる。
エゴグラムのNPが低い人の特徴
エゴグラムのNPが低い人の特徴は、人に対する思いやりの心が欠乏していることです。
人に対する関心が低く、人に共感することもできませんので、良好な対人関係を築くことはできないでしょう。
良好な対人関係持っていませんので、人とのコミュニケーションが不足し、これがさらに感性を乏しくするという悪循環も引き起こします。
NPが低い人は、少しでもNPを高めるよう
共感性を高める方法
を参考にして努力しましょう。
NPが極端に低い不感症の女性がNPを高めるよう努力した結果不感症が治ったという報告がありますので、
NPは五感の感性の敏感さと関連する部分が少なからずあるようです。
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