干支(かんし)とは

占い師・麻衣
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   四柱推命における干支(かんし)とは、森羅万象を形成する『気』即ち『天地に充満する宇宙のエネルギー』を文字にしたものであり、 その起源は 五行説陰陽説 にあります。
干支は、(かん)()から構成されていますが、 それぞれ 風水とは で示した『天の気』と『地の気』に該当します。 このため、干は 天干(てんかん)、 支は 地支(ちし) とも呼ばれ、天干と地支を組み合わせた 六十干支(ろくじゅっかんし) により年月日時が表現されます。

(かん)とは

   (かん)とは、自然界の森羅万象を形成する『天の気』であり、前述の通り 天干(てんかん)とも呼ばれます。 そして、五行説 の木・火・土・金・水と 陰陽説 の陰と陽の組み合わせで、表1に示す通り 十干(じゅっかん) で構成されています。
陽干は()、陰干は() で表されますので、例えば五行が木の()(陽干)であれば(きのえ)、 五行が木の()(陰干)であれば(きのと) という具合に表現されています。 十干が表す『天の気』の意味には様々な説がありますが、本サイトでは表1に示すような意味を持っていると解釈しています。
表1 十干と五行陰陽の関係および意味
読み五行陰陽意 味
きのえ 陽干 木の陽干で巨木を意味します。材木に加工されれば応用範囲が広くなりますので有能な人材を意味します。
きのと 陰干 木の陰干で草花や小さな生木を意味します。環境に耐える強さとしなやかさを持った人材を意味します
ひのえ 陽干 火の陽干で太陽に代表される熱い火を意味します。光り輝く太陽のごとく華やかですが同時に権威を求める野心家でもあります。
ひのと 陰干 火の陰干で月に代表される冷たい火を意味します。太陽に照らされた月のごとく冷静で緻密な参謀タイプを意味します。
つちのえ 陽干 日当たりの良い田畑に代表される肥沃な土を意味します。物事を育む雄大さと温和で情の深さを持った人材を意味します。
つちのと 陰干 雑草の生えた荒れ地や湿地を意味します。肥沃な土に発展する可能性は秘めていますが荒れ地のごとく迷走することが多いタイプです。
かのえ 陽干 精錬された金属を意味します。精錬された金属のごとく天才的な閃きと柔軟で優れた時代感覚を持ち、 時代の最先端を走ることができる人材を意味します。
かのと 陰干 未だ精錬されていない原石を意味します。原石のごとく未熟な部分は多く成熟するには時間がかかりますが、 無限の可能性を秘めた人材を意味します。
みずのえ 陽干 絶えず流れる川を意味します。地形に合わせて形を変える柔軟さはありますが周囲に流され易いタイプです。 大河となり海に辿り着けば大人物になる可能性はありますが、そこに至るまでには紆余曲折が多いでしょう。
みずのと 陰干 流れのない沼地の水を意味します。池や沼地のように表面は綺麗に澄んでいても、心の奥底にはドロドロした堆積物を抱え込んだタイプです。 感情の起伏が激しく(うつ)になりやすい傾向がありますので注意が必要です。

()とは

支が表す五行陰陽・季節・時刻・方角
図1 支が表す五行陰陽・季節・時刻・方角
   ()とは、自然界の森羅万象を形成する『地の気』であり、前述の通り 地支(ちし)とも呼ばれます。 そして、天干と同様、五行説 の木・火・土・金・水と 陰陽説 の陰と陽の組み合わせで、表1あるいは図1に示す通り 十二支(じゅうにし) で構成されています。 日本では干支(えと)としておなじみの十二支です。 十二支は図1に示す通り、古くから五行陰陽だけではなく、季節を表す月、方位あるいは時刻とも関連づけられてきました。
十二支が表す『地の気』の意味には様々な説がありますが、本サイトでは表2に示すような意味を持っていると解釈しています。 また、干支の干と支は樹木の幹(干)と枝(支)が本来の意味ですので、干も支も樹木の生育周期を表していると考えられています。 ここでは、特に細木数子氏の六星占術における 運命周期 の原点となっている十二支が表す樹木の生育周期も表2に記述しておきます。 細木数子氏の六星占術の原点が四柱推命にあることが良くわかると思います。
表2 十二支と五行陰陽の関係および意味
音読み訓読み五行陰陽意 味 樹木の生育周期:六星占術の運命周期との関係
樹木の生育周期運命周期
水の陽支 絶えず流れている川。 種子が土中の水分を吸って潤っている状態。 種子
ちゅう うし 土の陰支 雑草の生えた荒れ地や湿地。 大地に蒔かれ種が発芽し成長し始めている状態。 緑生
いん とら 木の陽支 巨木や死木(材木に加工された木)。 暖かい春の光で樹木が成長している状態。 立花
ぼう 木の陰支 草花や小さな生木。 樹木が生い茂っている状態。 健弱(小殺界)
しん たつ 土の陽支 日当たりの良い田畑に代表される肥沃な土。 樹木が成長し最高潮に達した状態。 達成
火の陰支 月に代表される冷たい火。 樹木が成熟し静止した状態。 乱気(中殺界)
うま 火の陽支 太陽に代表される熱い火。 樹木の花が受粉して果実になる状態。 再会
ひつじ 土の陰支 雑草の生えた荒れ地や湿地。 樹木の果実が成熟している状態。 財成
しん さる 金の陽支 精錬された金属。 樹木の果実が成熟した状態。 安定
ゆう とり 金の陰支 未だ精錬されていない原石。 果実が成熟しすぎて発酵して行く状態。 陰影(大殺界初期)
じゅつ いぬ 土の陽支 日当たりの良い田畑に代表される肥沃な土。 果実や葉が落ちて生気が絶滅した状態。 停止(大殺界中期)
がい 水の陰支 流れのない沼地の水。 地面に落ちた果実が種子となり地中で春を待っている状態。 減退(大殺界後期)

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