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  こじんまりした、公園のような明るい雰囲気のお寺の庭を母と散歩している。
母はこの場所がとても気に入ったようで、自分の永代供養をここでさっさと申し込んでしまう。
家のすぐそばに、公共の墓地がもうあるのに…まだ存命の父と同じお墓に入るのがやっぱりそんなに嫌なんだろうか。

このお寺の小高い場所には、気さくで慕われている尼僧が定期的に読書会などをしている場所があり、
若い女性にも人気がある、気軽に参加できるイベントで私も知っていた。
母にも紹介して、ここで尼僧のお話を聞いて気持ちが変われば、
父と別々のお墓に入りたい気持ちも変わるだろうと期待している。
そうしたら独身の私が、母が申し込んだ永代供養を自分が引き継げばいいと思っている。

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