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   場所は砂浜に面したオープンテラスで、時刻は昼を過ぎた頃でした。
四人掛けの白い丸テーブルに、私と飲み仲間の友達二人、それからまったく見知らぬ女の子が一人いました。肩まで伸びた明るい茶髪で、恐らく高校～大学生ぐらいだと思います。私が浜からの日差しを背に受ける配置で、左隣に座った女の子の顔はよく見えませんでした。
特に食事や会話をするわけでもなくぼんやりしていると、日本人の女性と東南アジア風の男性の二人組が近づいてきました。左隣に座っていた女の子が彼らの横に回り、「パパ、ママ」と言ったので彼らが親子であることがわかりました。

気付くと私は立ち上がっていて、その親子の正面に移動していました。友達二人はいつの間にか横のテーブルに移っています。
父親の方が私の頭の右斜め上に視線を向けながら「アップ、ダウン、ロスト」と言いました。ロストが聞き取れず「アップ、ダウン、ノット？」と聞き返すと父親は再び「アップ、ダウン、ロスト」と言い、以後壊れたロボットにようにこの言葉を繰り返していました。
母親の方が私と目を合わせ「ミャンマーでの目的地への行き方を教えているのよ」と言いました。
「昇りばっかりでも降りばっかりでもいいけれど、一度昇ってから降る道はダメよ」
外国に行ったことも行くつもりもない私は特に考えずに「はい」と返事をしました。女の子が近づいてきて、私の手に触れる、というところで目が覚めました。

奇妙な夢はよく見ますが、今回の夢は最後付近がなにかの暗示めいているような気がして、不安になり投稿しました。ご意見を頂けると嬉しいです。

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