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紅鉄号さん(東京都/29歳/男性)の全メッセージ

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11165.夢から覚めた夢でも彼女は許してくれない

紅鉄号さん 東京都 / 29歳 / 男性 -   パスワード:
  これは、もう十年近くも前、高校を卒業した頃に見た夢を、最近また見たので投稿してみました。

高校から大学卒業まで、恋人だったり友人だった彼女が出てきた唯一の夢です。


俺と彼女は手を繋ぎ、走っている。

腰の高さまである草むらを必死に走っている。
日差しが強い。
空を見上げると、雲一つない快晴だ。

息が上がっている。足が上がらなくなってきた。何で高校の制服を着ているんだ。
くそ、走り難い。疲れた。
でも、もっと早く、早く!

草むらの左手には川が流れている。左右を見ると反り立つ壁がある。遠く前方には橋が壁を繋ぐように掛かっている。

右手が後ろに引かれて、少し振り向く。
俺と同じく制服姿の彼女は、酷く汗をかき、長い髪を振り乱し、息を荒げながらも必死に走っている。

彼女と目があった。
その目には諦めの色が見え隠れしている。

俺もきっと同じ目をしているだろう。

走って、走って、走って、もうダメだと彼女の手を離そうとしたとき、ふと右手前方の壁に梯子が掛かっているのが見えた。

俺は叫んだ。あの梯子を登って逃げるぞ!
俺は一体、何から逃げているんだ。
わからない。

ダメ、無理!
そんな事してたら追い付かれちゃうよ!
と彼女は叫んだ。

彼女の声が聞こえているが、もう考えている余裕もなく、彼女の手を引いて梯子に向かう。

俺はもう梯子を登ることしか考えていなかった。

曇天の空を目指して梯子を登る、登る、登る。

……あれ、彼女の手を掴んでいた右手が梯子を掴んでいる。

おかしい、彼女は何処だ。
時間が急に遅く流れる。
息が詰まる。
動悸が激しく、頭が真っ白になる。

なぜ、彼女を先に登らせなかった。

俺はゆっくりと、下を見る。

彼女はそこにいた。

梯子に掴まっていた。
口をぎゅっと閉じ、必死な形相で、こちらを見上げていた。

ただ、彼女は登ってこない。
いや、もう登れない。

俺は後悔と謝罪の言葉を呟く。
彼女の胸から下は、巨大な白い蛇の口に呑み込まれている。

もう駄目だ。
助けられない。
助からない。

俺は動けなくなった。

ナゼ、彼女ヲ先二登ラセナカッタ

彼女と目があった。
その目には諦めしかなかった。

……嘘だ。

何で?
どうして?
無理って言ったのに……。
……許さない。
ノロッテヤル許さないユルサナイユルサナイユルサナイ

呪詛のような言葉が伝わってくる。
それをかき消すように、ゴメン、ゴメンユルシテゴメンユルシテユルシテ……。


周囲が暗く赤く染まっていく。
夕方だろうか。

風が草を揺らす音。
川の流れる音。
カラスが遠くで鳴いている。

ゆっくりと時間が流れていく。

ゆっくりと、彼女は呑み込まれていく。


何かが砕ける音と小さな悲鳴が聞こえた気がする。

酷く寒い。
震えが止まらない。
もう力が入らない。
上を見上げると、どこまでも続く壁と梯子。
空が、ない。
俺は梯子から手を離し、急速に落下した。

ところで目が覚めた。
起きてすぐに、彼女への罪悪感に苛まれ頭を抱えた。
彼女に連絡をしようかとスマートフォンを手にするが、液晶画面の時計は深夜を示している。
翌日彼女に頭を下げて謝ることにした。

朝、高校に向かう途中の橋の上で彼女と待ち合わせた。
夢の話なんだけど、……とにかくゴメン。

頭を下げてると彼女は、よく分からないけど、謝っても、もう許さないよ?

その冷たくも冗談混じりな声にホッとしながら笑顔で頭を上げると、彼女は蛇に半分呑み込まれていた。

俺は絶叫した。

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